ミステリアスなアーティスト Siaを紹介!





舞台では素顔を見せないミステリアスなアーティスト Sia(シーア)を紹介していきます!





 プロフィール

  • 本名: Sia Kate Isobelle Furler
    (シーア・ケイト・イゾベル・ファーラー)
  • 出身:オーストラリア 南オーストラリア州 アデレード   
  • 生年月日:1975年12月18日
  • 略歴:世界的芸術祭の一つ「Adelaide Festival(アデレードフェスティバル)」の開催地として有名な文化と芸術の街アデレード出身。

    1993年、アシッド・ジャズバンドCRISPのボーカルとしてデビュー。

    1997年、ミュージシャンとしてのキャリアを伸ばすためイギリスに拠点を移し、“Zero 7”や“Jamiroquai(ジャミロクワイ)”とコラボレーションを始める。そして、シンガーとして順調にキャリアを築いていく。

    2010年、Christina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)の4thアルバム『···{Bi~on~ic}』にて共同作品を3曲発表。その後も様々な大物ミュージシャンとのコラボを広げる。

    2010年、5thアルバム『We Are Born』そして2014年、6thアルバム『1000 Forms Of Fear』リリース後、ソロ・ミュージシャンとしてブレイクを果たす。アルバム『1000 Forms Of Fear』収録曲の『Chandelier』は米Billboard200チャートで見事1位を獲得し、ダンサーのMaddie Ziegler(マディー・ジーグラー)を起用したミュージックビデオは世界中から称賛を浴びている。Maddie Zieglerとはその後も数々のミュージクビデオやステージで共演を果たし、家族のような関係だとインタビューで回答している。

    2017年から放送されているNatalie Portman(ナタリー・ポートマン)が出演した「Dior」のCMで『Chandelier』が起用され日本でも話題に。

    その後2019年にはフジロックフェスティバルにヘッドライナーとして初来日を果たし、豪雨の中圧巻のパフォーマンスで観客を魅了し、日本でもさらに注目を受けた。

   参考:WARNER MUSIC JAPAN(プロフィール)

2010年頃、5thアルバム『We Are Born』リリース後は表舞台からは退き、制作側に回る予定だったSiaですが、結局は表舞台に残ることになります。

舞台でスポットを浴びる代わりに、自分のメンタルケアの一環として素性を伏せ顔面をウィッグで覆い隠す現在のスタイルを編み出しました。


↓以前のSia




↓今ではお馴染みのウィッグスタイルのSia



↓観客に背を向けたり、セットの一部と同化したりして身を隠すこともあります。


近頃はSNSやインタビューなどでは素顔を披露していることもありますが、ウィッグの印象が強いためか素顔で街中を歩いていてもファンに気づかれないこともあるそうです。



また、ダンサーのMaddie Zieglerとはこれまで度々共演していますが、彼女に対しSiaは母親のような感情を抱いているようで、彼女のメンタルケアにも気を配っているそうです。

彼女を有名にしてしまったのは自分に責任があるとして24時間体制で彼女を保護する構えをとっているとインタビューで明かしました。





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Siaの魅力


Siaはシンガー、作曲家、映像・映画監督までマルチに活動を行うアーティストです。

彼女が創り出すものはインパクトがあり、個性的なものが多いです。

歌に関しても、音楽界で活躍するメジャーなシンガーとは一線を介した特徴的なものです。特筆すべきは、あのしゃがれ声・エッジボイスでしょう。往年の大スターJanis Joplin(ジャニス・ジョプリン)を彷彿させるようなかなりいかした歌声をもっています。しゃがれ声によって歌は人間味に溢れ、時に切なく時に力強く感情を表現し聴き手の心を虜にします。

楽曲においては、世界中から高い評価を受けています。
グラミー賞には過去9回ノミネートしており、Ne-Yo(ニーヨ)・Beyoncé(ビヨンセ)・Katy Perry(ケイティ・ペリー)といった名だたるミュージシャンに楽曲を提供しヒットを飛ばしています。

また、ステージパフォーマンスが個性的であることでも有名です。
大きなウィッグをはじめ、リボン・帽子・ドレスなどのステージ衣装は特徴的で目を引きます。さらに、ステージではこちらの動画のように大きな衣装に身を包んだり、ステージセットと一体になったりと面白い演出を施しています。ワンマンライブではSia本人だけでなくバンドメンバー全員が個性的な衣装に身を包むこともあります。音楽以外でも楽しませてくれるエンターテイナーですね!




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Siaの代表曲

数ある楽曲の中から厳選した5曲を代表曲として紹介します!




Chandelier


2014年リリース 17thシングル
『Chandelier』はSiaの楽曲の中で最も有名な楽曲の一つです。
Natalie Portman(ナタリー・ポートマン)が出演した「Dior」のCMで『Chandelier』が起用されていたので、それで知っている人も多いと思います。

しゃがれた声で放つサビの高音フレーズはとても印象的ですね。

『Chandelier』はSia自身が過去に体験したアルコール・薬物依存症の苦しみについて歌われています。アルコールや薬物と結び付くフレーズが歌の中にちりばめられていますね。

MVでは当時若干13歳であったMaddie Ziegler(マディー・ジーグラー)のダンスが起用され、彼女のダンスは『Chandelier』で歌われている苦しみや複雑な感情をみごとに表現しています。




Big Girls Cry


2014年リリース 18thシングル(シングルでのリリースは一部の地域でのみ)
6thアルバム『1000 Forms Of Fear』収録曲

サビの盛り上がりと感傷的な歌のフレーズが胸を打ちますね。

タイトルになっている「Big Girls Cry」は、直訳すると「お姉ちゃんたちが泣く」ですが、「Big girls don’t cry:お姉ちゃんでしょ?泣かないの ) 」という一般的な口語表現をもじったものではないかという考察をされている方がいました。確かに「大人だって泣いていいんだよ」ととれる歌の内容とマッチしているので、そういう風に名付けられたのかもしれませんね。




Elastic Heart feat. Shia LaBeouf & Maddie Ziegler


2015年リリース 19thシングル
6thアルバム『1000 Forms Of Fear』収録曲

映画『The Hunger Games: Catching Fire(ハンガー・ゲーム2 燃え広がる炎)』に起用され、同映画のサウンドトラックにも収録されています。

The Weeknd(ザ・ウィークエンド)とDiplo(ディプロ)とのコラボ制作楽曲です。
湧き上がるように盛り上がる曲のダイナミクスが印象的です。メロディーの裏でリフレインしているコーラスが耳に残る曲ですね。

MVでは、Maddie Ziegler(マディー・ジーグラー)と『Transformers(トランスフォーマー)』の主役を務めたアメリカの俳優Shia LaBeouf(シャイア・ラブーフ)が出演しています。セリフこそありませんが、檻の中で繰り広げられるダンスが対話しているように見えます。




Cheap Thrills ft. Sean Paul


2016年リリース 22thシングル
同年リリース 7thアルバム『This Is Acting』収録曲。

長年コラボレーションを続けている音楽プロデューサーGreg Kurstin(グレッグ・カースティン)とコラボ作品です。当初、Rihanna(リアーナ)のアルバム『Anti』のリリースに向けて楽曲提供を行う予定で作られた曲でしたが、この曲はRihannaと音楽性が合わないということでSia自身が歌うかたちでリリースされました。

トロピカルハウスのようなサウンドが心地いい楽曲ですね。子供たちやSiaの歌声をいくつにも重ねたコーラスが随所にあり、聴いていて楽しい楽曲です。

ダンスホール・レゲエ界の帝王と呼ばれるSean Paul(ショーン・ポール)が歌で参加していますが、楽曲としてはSean Paulの歌ありとなしの両バージョンがあります。




 The Greatest


2016年リリース 7thアルバム『This Is Acting』収録曲

『The Greatest』は、2016年6月12日、フロリダ州オーランドにある同性愛者向けのクラブ「Pulse(パルス)」で起きたアメリカ史上最悪の銃撃事件の犠牲者に対してのメッセージが込められています。

MVでは、Maddie Ziegler(マディー・ジーグラー)と48人の若いダンサーが登場します。冒頭とラストで顔を虹色のペイントで着色したMaddie Zieglerと48人のダンサーが倒れこんでいる様子が映し出されます。これは上記事件の犠牲者49人を表現していると受け取ることが出来ます。

悲しい事件がテーマですが、力強いコーラスと前向きな詞の内容に励まされるような楽曲です。




以上、Siaの紹介でした!

今後、Siaの楽曲についてもう少し詳しく掘り下げて分析したものを記事にしていく予定です。楽曲の素晴らしい点や聴きどころを紹介していくので、こちらも合わせてチェックしてみて下さい!

もっとSiaの楽曲を聴いてみたい!という方向けに名曲・有名曲20選をプレイリストにまとめてみました!是非聴いてみて下さい。






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