だんぼっちグランデを購入しました! <レビュー>



歌や楽器演奏用にだんぼっちグランデを購入しました!
そこで、だんぼっちの性能や費用面、カスタマイズに至った話などを紹介したいと思います。



YouTubeにもレビュー動画をアップしています。
動画・音声で確認したい方はこちらをどうぞ!




だんぼっちとは

だんぼっちとは、神田産業㈱が販売している家庭用の簡易防音室です。

だんぼっちの特徴は、

・段ボール素材で軽い
・組み立てが簡単
・他社製品と比べて安価

です。

ただし、あくまで簡易防音仕様のため音漏れが完全に防げるわけではありません。実際、素のままだと防音というよりかは若干音をこもらせるような感じでした。



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だんぼっちの性能とカスタマイズ

公式ページの説明によると、「中~高音、特に歌の防音性能を高めています」とあり、防音検証テストではマイナス30dbほどの音の減衰が確認出来たようです。マイナス30dbほどの音の減衰効果があるのであれば、歌唱用には十分だと思います。

しかし、素のままでは公式の記述ほどの防音効果を感じることが出来ませんでした。ネット上のレビューを見ていても同様の意見が多く、歌や楽器演奏用としては心許ない印象を受けます。

そこで!
カスタマイズをしてみることにしました。


だんぼっち本体が手元に届く前からカスタマイズをすることは決めていたので、以下のものを事前に準備することにしました。

①遮音シート
②吸音材


遮音シートは中の音を外に出さないための対策で、吸音材は中で音が響きすぎないようにです。
(購入品は最後まとめてリンクを掲載しておきます)


また、だんぼっち内の環境をよりよくするために以下のものを追加購入しました。

③デスクライト
④延長コード
⑤デスクチェア


だんぼっち内は真っ暗(特に遮音シートや吸音材を中に張り付けると)です。ですから、ライトは必須ですね。そして、電気を引っ張ってくる必要があり、だんぼっち備え付けのコード穴より延長コードを通し、電源を確保します。

だんぼっちグランデにはデスクがついているので、作業しやすいようデスクチェアも購入しました。


以上のカスタマイズを施したところ、とても快適に使うことが出来ています。歌唱やアコースティックギターやヴァイオリンなどの生音の撥弦楽器の練習には十分な防音効果を発揮していると思います。さすがに同じ部屋にいていると音が聞こえてしまいますが、隣の部屋に移ると全く聞こえない~微かに音漏れが聞こえる程度(音の詳細は分からない程度)までに抑えることに成功しました。


ちなみに内装はこんな感じの仕上がりです。



防音効果については、測定したところ以下の結果になりました。



①だんぼっち内での測定

まず、気にせず大きな声で歌唱したところ74dBと測定されました。これは日常音よりも大きな音でテレビの大音量や怒鳴り声に相当する音の大きさです。これでは近所迷惑になりますね。



①だんぼっち外の測定

そして、だんぼっちの外(だんぼっち本体から30cm離した場所)で測定したところ、最大値は65dBにでした。これは日常生活で発生する音:日常会話やドアを開け閉めする音などに相当します。隣の部屋にいてると音に気づくか気づかないレベルです。

また、最小値は40dBでした。瞬間最小値が40dBで、音域や発声の加減によっては40~50dBを行き来します。40dBで静かだと感じる程度50dBでささやき声より少し大きめの音に相当します。



防音効果は最大でマイナス24dB、最小でマイナス9dBでした。公式が測定検証したマイナス30dBという結果は得られませんでしたが、そこそこの防音効果はありました。

歌唱やアコースティックギターやヴァイオリンなどの生音の撥弦楽器の練習には十分です。しかし、サックスやトランペットなどの管楽器やアンプをつなげて音を出す電子楽器(エレキギターやベース)には不十分かと思います。そうした楽器練習には、よりグレードの高い他社製品を使用するか、ミュートやヘッドフォンで対策するのが良いかと思います。



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気づいた点・気になった点

ここで、だんぼっちグランデを購入しカスタマイズをして気づいた点や気になった点を紹介したいと思います。※グランデサイズに限った話も含まれるのでご了承ください!※



①搬入・組み立てに至るまでが大変

組み立て式とはいえ、部品も梱包状態も結構な大きさがあります。だんぼっちグランデで梱包時サイズが199.7cm×115.7cm×35.7cmありますから、搬入時は注意が必要です。特にマンションだと、エントランスからエレベーター、玄関口から設置場所までの侵入経路と各寸法(高さ・幅・奥行)を確認して、搬入が可能かどうかを事前にチェックしておいたほうがよいです!

あと、組み立てについてですが、組み立ての工程こそ簡単で部品は重たくないので楽勝なのですが、私のようにカスタマイズをしようと思うと、各部品を広げて作業するスペースが必要になるので注意が必要です。部品が大きいため当然、そこに張り付ける遮音シートや吸音材も面積が広くなります。ですから、十分な作業スペースが確保できるようにするか、事前に遮音シートや吸音材をカットしておいて張り付けしやすいよう工夫する必要があります。



②吸音材が臭い

だんぼっち本体とは関係のない事柄ですが、吸音材が臭いので対策が必要だということです。吸音材のほとんどはウレタン素材が使われていると思うのですが、このウレタンには独特の臭いがあって、長時間この臭いにあてられると頭痛や眩暈を引き起こしたり、体調を崩したりします。

対策としては、だんぼっち本体よりも前もって先に購入しておき、2・3日日陰干し又は風通りの良いところに干しておくことです。開封直後は臭いがきついですが、時間が経てば臭いは抑えられます。直射日光や水には弱く、素材が痛んで崩れてしまうのでその点は注意してください!



③中が暑い!

他の方のレビューでも多く取り上げられている事柄でもありますが、中がとにかく暑いです。カスタマイズしたことでよりそうなっているのかもしれないのですが、暑さ対策をしないと長時間は居続けられないです。特に歌唱や楽器演奏している場合には。

暑さの感じ方は個人差があるので、それぞれで対策を行ってください。おすすめとしては、こまめに換気をする、パーソナルクラーを設置する、冷感素材のタオルをまく、こまめに水分補給をするなどです。換気については暑くなくともこまめに行うのがよいと思います。空気がこもりやすいので。



\暑さ対策についてはコチラ/

【中はサウナ状態!!】だんぼっちの暑さ対策と注意点!!
だんぼっちを購入して3度の夏を乗り越えた筆者の苦肉の暑さ対策と夏場にだんぼっちを使用する際の注意事項を紹介!



だんぼっちの総費用

だんぼっち本体とカスタマイズにかかった費用を紹介したいと思います。購入先とリンクを掲載しておくので、購入の際の参考にしていただけると幸いです。



①だんぼっちグランデ 103,000円(送料込)
→メルカリで使用期間3か月の美品を購入しました。

②遮音シート 3,590円
Amazon

③吸音材9枚 9,890円
モノタロウ(ユーザー登録の必要あり)

④デスクライト 1,199円
Amazon

⑤延長コード 2,123円
Amazon

⑥デスクチェア 2,932円
楽天

⑦布テープ・ボンド・両面テープなど 約3,500円
→Amazonやスーパーなど
おすすめの布テープ両面テープ

<合計> 126,234円





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