筆者は約3年ほどアコースティックギターのオンラインレッスンを受けています。今回はレッスンを受けていて感じたオンラインレッスンのいいところ・悪いところをまとめて紹介していきたいと思います！
オンラインレッスンのいいところ
オンラインギターレッスンで最もいいなと思う点は、移動がないことです！
筆者は自宅でレッスンを受けているのですが、レッスンの直前までギターのチューニングや手のストレッチ、肩慣らしの演奏などをすることが出来ています！スタジオやカラオケボックスに出向いて行う対面レッスンでは、現地に着いてからでないとこういったことはなかなか出来ません。レッスンの最初の数分はチューニングや準備に時間を割きますし、冬場などは手がかじかんで本調子になるまで時間が掛かったりします。オンラインレッスンだと、移動や外での待機の時間を作らなくて済むので快適にレッスンを受けることが出来ます！移動に伴ってギターをぶつけたり衝撃を与えたりしないよう気を付けるストレスがないのもいい点だなと思っています。
とはいいつつ、オンラインレッスンはこの点以外にメリットはないように思います。悪い点は次項で紹介します。
オンラインレッスンの悪いところ
オンラインレッスンは便利な一面もありますが、不便な点や悪い点もあります。
まずは、通信環境による問題です。通信環境によって通信速度や音質が当然変わってしまうのですが、それに伴い以下の問題が発生します。
➀音と映像の遅延
⇒早いパッセージでは特にですが、音と映像が遅延したり時には乱れてしまうことがありました。通信環境や時間帯にも左右されますが、ありがちな問題だと思います。
②音の途切れ
⇒ビブラートやチョーキングなどを音を揺らすとその部分の音だけが途切れることが何度かありました。原因までは究明していませんが、決して珍しくない現象のようです。
以上の問題は、通信環境やビデオツールに課金すればある程度解消する問題でもあります。しかし、次にあげる2点はオンラインレッスンの特性上避けては通れない問題です。
③音色や音のニュアンスが伝わりにくい
⇒オンラインでは生音や音の響きがどうしてもストレートに伝わりません。電話の仕組みと同じように、音はいったん電子情報に変換（圧縮）され、相手側に届く際に再度電子情報から音に変換されています。ですから、当然実際の音とは異なって聞こえますし、音の広がりや残響の感じなどは圧縮された結果伝わりにくいものとなってしまうのです。
④演奏の様子が画角からはみ出る
⇒カメラが何台も設置可能であれば別ですが、スマホやPCのインカメだけだとどうしても画角の問題が発生してしまいます。当然、カメラから離れれば画角に収まるのですが、そうすると手元やフレットの辺りが見えにくくなります。逆に近寄れば、手元などは見やすくなるのですが、今度は運指やピッキングなどが見切れてしまいます。また、カメラの高さも厄介です。目の高さに合わせていると、ギターが映らなくなりますし、ギターに高さを合わせると顔が見切れることがしばしばです。話をするときは目の高さ、ギターを教わるときはギターの高さにするなど高さ調整が必要になるのは少々面倒です。
いい点に比べて悪い点を多く挙げましたが、私の結論として、オンラインレッスンを受けなくて済むのであれば受けない方がいい（対面レッスンを受けた方がいい！）と申しておきます。とはいえ、個人の事情は様々ですよね。次項では、オンラインレッスンに向いている人・向いていない人の目安を挙げておきますので参考にしてみてください！
オンラインレッスンが合う人、合わない人
こんな人にはおすすめ！
➀移動に時間がとれない人、移動が難しい人
②対面では過度に緊張してしまう人
③音色や音のニュアンスよりも、弾き方や技術的な点を教わりたい人
④できるだけ安くレッスンを受けたい人（スタジオ代がかからないためその分安くなっているケースが多い）
こんな人にはおすすめしない…
➀お手本（実際の音）を見て聞いて学びたい人
②自宅などで音を出せる環境がない人
③音色や音のニュアンスに関心が強い人
④良好な通信環境がない人
さいごに
約3年間オンラインギターレッスンを受けてみた印象をもとに今回の記事を作成しました。筆者は対面レッスンも並行して受けていますが、今回記事に起こしてみてオンラインレッスンのいいところ・悪いところがより明確になりました。
気軽に受けることができる反面、音の問題が多いオンラインレッスンですが、もし対面レッスンとの比較で迷っているなら個人的には対面レッスンを選ぶのおすすめします！体験レッスンを開講している教室なら一度相談しに行くのも手ですね！
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