楽譜が読めなくてもギタリストになれる??

昔、ふと疑問に思ったことがあります。楽譜が読めなくてもギタリストになることはできるのか、楽譜を読めないギタリストはいるのかという疑問です。今回は実際プロとして活躍している友人のギタリストに話を聞いてみた内容をもとにその疑問を解明していきたいと思います!





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楽譜が読めなくてもギタリストになれる!

いきなり結論ですが、楽譜が読めなくてもギタリストになることはできます。ただ、活躍の場や仕事の内容によっては楽譜が読めることが条件になる場合もあるので、すべてにおいて楽譜が読めなくてもOKとはいきません!


以下、友人のギタリストに話を聞いた内容をもとに目安を書いてみました。

【◎必須/読めないといけない】
・スタジオミュージシャン

【〇必要/読めた方がいい】
・ギター講師
・バンドサポートメンバー
・ステージパフォーマー(バーや式場などでの演奏家)

【×不要/読めなくてもいい】
・ミュージシャン(アーティスト)



まず、スタジオミュージシャンとして演奏に参加する場合は楽譜を読むスキルが求められます。中には特定の楽曲のみ参加する場合や即興曲で参加する場合など楽譜を必要としないような場面では楽譜を読むスキルは求められないこともあるようです。しかし、仕事として続けて活躍していこうとするならば、楽譜を読むスキルは必要となるようです。この場合の楽譜はギター用のTab譜と一般的な五線譜の両方を指します。スタジオに入り、楽譜を渡されその場で即演奏しなくてはいけないこともあるようで、初見対応力なども求められるようです。



次に楽譜を読めた方がいいポジションは、ギター講師 、バンドサポートメンバー 、ステージパフォーマー(バーや式場などでの演奏家)です。必ずしも楽譜を読める力が求められるわけではありませんが、楽譜を読む機会は多いポジションです。


ギター講師は教え方のスタイルにもよりますが、生徒やネット活動者なら視聴者から楽譜を求められる機会は多いです。最近では楽譜を読めなくても演奏から記譜してくれる便利なツールがありますから、ある程度は演奏力やそういったツールで対応することはできます。


バンドサポートメンバーについては具体的な話を聞いたことはないのでネット情報になって申し訳ないですが、演奏依頼時に音源と一緒に楽譜を受け取るケースが多いようです。音源があるとはいえ、この場合も楽譜は読めた方がいいです。音源を聴いただけで演奏を再現できればいいですが、再現がギターの構造上・運指的に難しかったり(再現不可)すると楽譜をもとに修正する必要が出てくるので、そういう意味で楽譜は読めた方がいいです。


バーや式場などでBGM的に演奏する演奏家についてですが、こちらも楽譜は読めた方がいいです。もし、ポップスだけでなく様々なジャンル・編成の演奏に参加する場合はなおさらです。これは実体験ですが、過去アマチュアで管楽器とパーカッション、ギターという編成を組んだ時に、演奏指示は全て楽譜で受けたことがあります。多くはポップスやクラシックの楽曲など既存の曲をパート分けして演奏するのですが、このパート分けは楽譜をもとに割り振られるので、当然楽譜を読むスキルは必要でした。バーや式場などでも同様のケースが考えられます。ソロ演奏では別かもしれませんが、それ以外では楽譜の読むスキルは合った方がいいでしょう。


最後に、一般的にアーティストと呼ばれるようなギタリストについてですが、これは個人の趣向によります。楽譜でもって作曲したり、演奏したり、演奏指示したりする場合は当然楽譜を読むスキルは必要ですが、そうでなければ必要はありません。演奏録音などは直に行い、出来上がった楽曲の記譜(楽譜の作成)は第3者に作成依頼をするというケースは耳にしたことがあります。楽譜のスキルよりも音楽性やエンタメ性が問われる世界ですから、楽譜が読める読めないは個人の自由ですね!




楽譜を読めないギタリストはいる?

楽譜を読めないギタリストはいます!
前項を読んでいただければ分かると思いますが、楽譜を必要としないような活躍の場もあるので、楽譜を読めないギタリストも当然います。


しかし、これはこれまでお会いしたギタリストの方々の印象ですが、楽譜が読めなくても音感やリックのアイデアなどが優れていたり、即興力や総合的な演奏力が優れている方が多いように思います。楽譜が読める読めないと演奏家してのスキルはまた別物ということですね。私は中途半端に楽譜を読めてしまうのですが、それゆえ楽譜に変に頼ってしまう節があって音感や音楽的感性が充分に育っていないと実感することがあります。本題とはそれますが、楽譜が読めたからといって演奏家として大成するわけではないですね。


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さいごに

楽譜が読めなくてもプロのギタリストとして活躍する場はありますが、多くの場合、楽譜は読めた方がよさそうです。しかし、最も大事なことは自分がどういうギタリストになりたいかというところだと思います。なりたいギタリスト像(ゴール)から逆算して必要に応じて楽譜に親しんでいくのが個人的にはいいと思っています!




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