和声の独学は難しい…!!


音楽教室や音楽大学に通わず、独学で和声を学ぶことは難しい。誰かに教わりでもしなければ。



ということで、今回は「和声の独学」問題を考えてみたいと思います。


和声の独学が難しいわけ


和声を独学で学習するのは難しいです。
なぜなら、学校にでも通わない限り和声を体系的に学習する機会がないからです。
また、書籍、ブログやYouTubeを参考に学習していたとして、もし、分からないところがあっても質問する相手がいないからです。


数学の問題集や語学のテキストならば、問いと模範回答がセットになっていて、解説で「なぜそうなるか」を示してくれます。


一方、和声においては、世に出回っている媒体で、「なぜそうなるか」を解説してくれているものはごくごく僅かでした。

だいたいは、ルールはルール、ダメなものはダメ、といったように和声の規則を覚えることを促す文脈が多かったです。


ですが、和声をこれから勉強しようという人に「ルールはルールだから」と押し付けても、頭がフリーズするのではないかと思いました。分からないまま内容を進めて、結局あやふやなまま学習を諦めてしまう人が多いのではないかと。


ですから、和声を学ぶ上で大切なことは、
・体系的に学ぶこと
・和声の仕組み(「なぜそうなるのか」)を理解すること
です。

『和声 理論と実習(音楽之友社)』


・体系的に学ぶ
・和声の仕組み(「なぜそうなるのか」)を理解する

上記2点を独学で押さえるために、音楽之友社出版の『和声 理論と実習』でもって学習することをオススメします!


こちらは、いわゆる「芸大和声」と呼ばれる音楽・芸術大学で教材として用いられる書籍です。ガチの和声書籍です。内容は小難しいですが、和声のことが一から書いてあり、和声の体系学習にはもってこいです。(リンク画像は1巻のもので、3巻までと演習用に1巻別で出版されています。)


しかし、こちらの書籍、初学者にはあまり優しくありません。
和声の仕組みについて「なぜそうなるのか」という解説はほとんどなく、「このルールに従ってこうしてください」といった文脈が多いです。数か所ならまだしも、ルールや規則に関してはほどんどがそうなので、内容が理解できなければ丸覚えでもする他ありません。

そこで、『和声 理論と実習』の解説をこちらのブログでしようと思いました。
とはいっても、筆者は和声の専門家ではないので、筆者なりに和声のルールを分析した結果をシェアするスタイルでブログ記事をあげようと思います。

ただ、解説をシェアされている他の方々と異なるのは、こちらでは和声の仕組みを「なぜそうなるのか」という視点で深堀りしていこうという姿勢があるということです。

また、『和声 理論と実習』のページと対応させて、特定の分かりにく箇所をピックアップしていきます。該当の記事には「和声 理論と実習」というタグを付けていますので、是非チェックしてみて下さい。(書籍のご購入を検討されている方は、解説ページを参考にされてからでもいいかと思います。)




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