【音痴を直す方法】元音痴から音痴で悩む人へ

今回は、音痴に悩む方々の力になりたくて記事を投稿しています。
テーマはズバリ“音痴を直すには”です。

何を隠そう私も元々ひどい音痴に悩んでいました。
高校生の頃くらいまでは歌えば周りが笑い出すほどひどかったです。

しかし、大学生の頃から音感を鍛えだし、数年の間に音痴を克服しました!

実体験をふまえ、音痴を治したいと思ってる方に向けて音痴の治し方や是非知ってほしいことを紹介していきます。


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音痴って何?

まず本題に入る前に、音痴とは何なのかをハッキリさせておきましょう!

音痴とは、

①音の高低が認識出来ないこと
②聞いた音を声や楽器で再現するのが苦手なこと

です。

言い換えれば、音を正しく聞き取り、その音を声や楽器を使って正確に出すことが出来ない状態のことです。

音を聞けているつもりでも、その音がどの程度高いか低いかが分からないのであれば音は正しく聞けていません。この曲のサビは高いなーとか、この人の声低いなーとか、その程度であれば感じることが出来る。けど、どれくらい高いか低いかまでは分からないって人多いのではないでしょうか。

また、仮に音を聞けていたとしてもその音を出すのが苦手って人も一定数いると思います。声や楽器で音を出してみると、「あれ、何か違う音だぞ」と思ったり、人から指摘されたりすることありませんか?カラオケの伴奏の音や音程バーに合わせることが出来ないって経験している人も多いでしょう。

いずれも程度は人それぞれで、今言ったことが全て当てはまる人もいれば、少しは出来る人もいます。何にせよ、音を正しく聞けていない、正しい音を発する出来ていないのであれば、それは訓練する必要があります。

断っておきますが、音痴は決して病気ではないので大抵の場合直すことができます。しかし、音感を身につけるにもそれなりに時間がかかります。新たに語学やスポーツを習得するには時間がかかったりするのと同じですね。



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音痴を直すには

音痴を治すために、音を正しく聞き取り、その音を間違わずに発することができるようになりましょう!

では、どうすればいいか。
まずはイメージをもっていただくため、
バスケットボールのシュート場面を思い浮かべて下さい

目の前にバスケットがあって、今から手元のボールをそこに投げ入れようとしています。

バスケットにボールを入れるには、まず、意識してるかどうかは置いておいて、バスケットの位置を確認しそして、ボールを投げ入れるイメージをし、身体を動かしてボールを投げますよね。

手元を離れたボールがそのままバスケットに入ればそれでOKですし、外れたとしても「あぁ、20cmくらいズレたな」とか「力が強すぎたかも」など何かしろフィードバックがありますよね

音に関してもこの一連のことが出来るようになればいいのです

バスケットの位置 = 正しい音の高さ
投げる一連の動作 = 発声や演奏技術

だと思ってください。

音感がある人は、バスケットの位置を確認し、投げるフォームのイメージをしっかりもって身体を正しく使ってボールを投げています。

外れたとしても、バスケットの位置を確認しているので投げる力などを調整して修正することが出来ます。

音痴の人は、バスケットの位置を見ずに、投げるフォームのイメージがなく身体の使い方が正しくないままボールを投げています。

バスケットの位置を見ていないので、ボールがどれくらい外れているのか分からないし、偶然バスケットに入ったとしても入った事実に気付けなくなっています。

大事なことはバスケットの位置をしっかり確認すること投球のイメージを持つこと投球に必要な身体の動かし方を身に付けることフィードバックすること

です。


すなわち、

音をしっかり聞いて確認すること
②正しい音とそこに到達するイメージをもつこと
③発声や演奏技術に必要な身体の動かし方を身につけること

④音の正誤などを確認すること

です。




音感練習!(実践)

さて、前項のイメージがもてたら実際に音感練習をしてみましょう!

練習方法は色々あるのですが、ここでは個人的に一番効果的だなと思う
“音を聞いて、イメージして、発声する練習 ”
を紹介します。(次項で他の方法もいっきに紹介します。)

楽器しかやらず歌や発声が上手くなりたいわけではないって人も是非やってみて下さい。
声で出来れば楽器でも同様に出来るようになるので。

では、まず、手元にピアノ・キーボードを用意してください。
手軽にピアノのアプリから始めてみるのがよいでしょう。
シンプルな機能でかつ無料のこちらのアプリなど一つおすすめです。

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では、一緒にドレミファソを歌ってみましょう

はじめに音を確認するため鍵盤でドレミファソを弾きます

↓音声ありの解説 05:59~(再生で該当箇所が流れます)



是非ゆっくり弾いて下さい。そして一音一音確認しながら弾いてくださいね

ただ、実際のドレミファソだと音域の問題で声が出しにくい方も絶対いるので、そういう方はこの図のように音域をずらしてください。


音域をずらすと異なる音になりますが、一旦は気にせずいずれの音域でもドレミファソと置き換えて歌ってください。

そして、頭の中で今の音、音の間隔をイメージしてください。鍵盤を弾きながら音を確認してもいいですよ。

順番にドからソへ、そしてソからドへと。

この音のイメージはとっても重要です
イメージしきれなくても何とかイメージを寄せていってください
それだけでも音感が鍛えられ始めています



ある程度イメージが出来たら、
ドから順に声に出してみて、そのあと鍵盤でその音を鳴らして音を確認しましょう


↓手本 07:49~(再生で該当箇所が流れます)


大体合っていれば、音が重なった感じや、声や身体が共鳴するのを感じることが出来ると思います。
ちなみに、ピタリと合っていると、声と鍵盤の音が重なって鍵盤の音が聞こえなくなる現象が起きます。

最初のうちは大体合っていればとりあえずOKです

合っているか聞いても分からない、自信がない人はチューナーを活用しましょう
チューナーとは音の高さを測るツールです。
こちらもアプリでいいでしょう。シンプルなものでいいです。

おすすめはこちらの無料のアプリです。


中央を動く針を出来るだけ真ん中のメモリに合わせます。
多少ずれても最初は構いません。
ですが、出来るだけ真ん中に合わせて下さい。


アルファベット数字の表記があると思いますが、これは音の名前です。
それぞれの音域ごとの見方です。


音に対応するアルファベットが表示されていない場合は、ドを出したいのにC3でなくD3が表示される場合などは、音がずれているので修正しましょう。

発声の修正方法ですが、息のスピードを変えるとやりやすいです。音が高くなるにつれ、息のスピードを早めていきます。ドレミファソの音域なら極端に変える必要はありません。気持ち調整する程度でいいでしょう。

音痴の人のあるあるですが、音の高さを声の大きさで調整しようとしてしまいます。ですが、それは良くありません。確かに大きな声を出すと高い音は多少出しやすいですが、荒っぽい発声になるわ、声を出すのに必死になるわで音が合ってるかどうかに気付きにくくなるからです。

声の大きさではなく、息のスピードで調整しましょう


あとは、音を聞く、イメージする、発声するを繰り返して精度を高めていって下さい聞いた音をそっくりそのまま発声するのがこの練習のゴールです

段々なれてきたら他の音階もやると良いです。

この練習のポイント、聞く、イメージする、音を発する の一連の流れは、他の音階や曲の練習をする際にも応用が効くので是非やってみてください。



< ⚠️注意点⚠️ >

音を聞いてしっかり頭の中でイメージすることを大事にしてください。音の高さのイメージさえもっておけば、例え音を外しても音を外したということが理解できるようになっているので、あとは合わせるだけです。

②チューナーは見れば音が合っているかがどうか分かりますが、音痴を治すためには耳や感覚を鍛えないといけないので、チューナーはあくまで参考程度に!




音感練習(その他)

最後にこれまで私がやってきた練習、現在も行っている音感練習を一挙に紹介したいと思います。

もし、内容を詳しく知りたいものがあればコメントで教えてください。
次回その練習を取り上げたいと思います。

➀曲に合わせて鼻歌、ラララで歌ってみる
 →歌だと歌詞を無視して純粋に音程を合わせることに意識をもっていきましょう。脱力してやるといいですよ。

②裏声で歌ってみる
 →案外、裏声だと音程が合うって人一定数いるんですよね。私もその一人でした。まずは裏声で音程感覚を覚えるというのもありですね。音痴だけどどうしても人まで歌わないといけない場合、裏声で歌うとその場はしのげるかもしれません。

③カラオケの音程バーをみる
 →視覚情報に頼る方法ですね。音域が無理のない曲でかつゆっくりなテンポの曲・もしくはゆっくりに設定した曲でやるとよいです。しかし、音痴を治すためには耳や感覚を鍛えないといけないのでやるならあくまで参考程度に!

④楽器の音色で音の高さを覚える
 →楽器は倍音の関係でその楽器独特の音の広がり、音の共鳴があります。特に弦楽器が分かりやすいと思います。弦楽器ならレギュラーチューニングした時の各音が響きやすく、独特の音色になります。この響きや音色で音の高さを覚える、音程の指標をもつというのも音感を鍛えるたすけになります。

⑤相対音感を鍛える
 →ドとド、ドとレ、ドとミなど基準となる一つの音ともう一つの音の間隔を今回紹介した練習の要領で覚えるというものです。この音の間隔を身体で覚えていくと音程感が良くなります。




さいごに

日本ってカラオケ大国だから、音痴って結構コンプレックスを抱きやすいと思うんですよね。音痴な有名人に歌わせて笑う番組があるくらいですからね。

冒頭でも触れましたが、音痴は病気ではないので直すことが出来ます! 多少時間がかかりますが、練習すればいつかは音痴克服できますので頑張りましょう!

…とはいっても、これを見て実際に練習する人など100人に1人もいないでしょう。
でも、それでもいいのです!

せめてこの記事を観て音痴克服に対し前向きな気持ちになってくれる人が現れれば。音楽を好きになるきっかけにしてくれる人が1人でもいてくれたらそれは記事を作成してよかったなと思えます!



✅YouTubeにも動画解説を上げました。
 是非併せてチェックしてみて下さい!

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