『Just The Way You Are』 楽曲分析・解説



Bruno Marsの1stシングル『Just The Way You Are』の楽曲分析・解説ページです。

楽曲の構成や聴きどころ、歌のパフォーマンスを中心に解説していきます!


✅ Bruno Marsのプロフィールはこちらからチェックしてください。



楽曲概要



2010年7月20日リリースの1stシングル。
2010年10月5日リリースの1stアルバム『Doo-Wops & Hooligans』収録曲。

作詞 : Bruno Mars, Philip Lawrence, Khalil Walton, Khari Cain
作曲 : Bruno Mars, Philip Lawrence, Khalil Walton, Khari Cain

1stシングルでありながら、とってもスイートな名曲!
MVのブルーノが爽やかイケメン過ぎます。



楽曲分析

原曲Key=F(Fメジャー)

原曲BPM=120くらい

コード進行
 F→Dm→B♭→F(Ⅰ→Ⅵ→Ⅳ→Ⅰ)



楽曲の初めから終わりまで同じコード進行が使われています。

安定→やや不安定→安定というバランスのとれた進行になっています。
また、この進行は変終止(変格終止)と呼ばれるものになっています。

変終止では、コード進行の切れ目の終止感がそれほど強くなく、同じ進行を重ねて使ってもしつこさを感じさせないスムーズな音の流れが生まれます。

安定感のあるコード(F,Dm)とやや不安定感のあるコード(B♭)を交互に使うことで、コード進行の中に程よく動きが生まれているのもポイントです。



続いてメロディーについてです。

Aメロ


サビ前


サビ


注目したいのは、フレーズはいずれも弱拍もしくは裏拍から始まっていることです。
この曲から「優しい」という印象を受けるのは、強拍(1拍目)ではなく、弱拍もしくは裏拍から音が始まっていることが影響しているのでしょう。


また、この音の始まり方が活かされていると強く感じるのは、サビの箇所です。
サビは、シンコペーションによってリズムが強調されています。
裏拍の箇所に長い音・伸ばした音が入ることで、裏拍だった箇所が強拍に感じることになります。これはつまり、裏拍を感じやすくなっているということです。

タイトルと同じ「Just The Way You Are」というフレーズの箇所もシンコペーションになっており、裏拍を感じるリズミカルな音で印象的に耳に残ります。

サビのフレーズは結構長めのシンコペーションになっています。
是非リズムに注目して聴いてみてください。



聴きどころ

『Just The Way You Are』の聴きどころは、まずは何といってもブルーノの甘い歌声です!
比較的シンプルな楽曲構造をしていますが、ブルーノの歌が良いスパイスになっており、楽曲の魅力を引き立たせています。

また、パーカッションも注目しておきたいです。
バラード曲でありがちなシンプルな4つ打ちビートではなく、裏拍を出したり、サビで跳ねた16分音符を出したりと結構リズミカルに演奏しています。

『Just The Way You Are』が聴いていて飽きさせないのは、バラード調でありながらこういったスパイスやリズミカルな要素が含まれているからでしょう。


そして、ライブパフォーマンスがすごく素敵なので是非見ていただきたいのですが、オフィシャルの動画はこちらしかありませんでした。チャリティーライブのパフォーマンスで、内容自体はとても素晴らしいのですが、1サビ以降はスペイン語で歌っています。原曲を聴いた上で視聴してもらえると楽しめると思うので是非!



余談

Billy Joel(ビリージョエル)にも『Just The Way You Are』という楽曲がありますね!こちらも名曲中の名曲です。Billy Joelの楽曲の中でも人気曲でもあります。

同名異曲ですが、ブルーノはなぜ『Just The Way You Are』というタイトルを付けたのでしょうか。Billy Joelに対する特別な想いがあったのでしょうか。うーむ…。

何かご存じの方がいらしゃったら、コメント欄やメッセージで教えていただけると嬉しいです!





コメント

タイトルとURLをコピーしました