【歌うベーシスト】リチャード・ボナの情報まとめ




ベーシストなら知らない人はいないベースの神Richard Bona(リチャード・ボナ)の情報まとめ記事です!





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プロフィール

本名:Bona Pinder Yayumayalolo
生年月日:1967年10月28日
出身:カメルーン ミンタ村


カルメーンの東部にあるミンタ村で生まれたボナ。家族はみな音楽を嗜む音楽一家で、ボナも幼いころからバラフォン(アフリカの民族打楽器)やピアノを演奏していました。5歳の頃から教会で歌うようになり、11歳ではすでにジャズ・クラブでプロのギタリストとして活躍するようになります。のちに、友人宅で視聴したベースの天才Jaco Pastorius(ジャコ・パストリアス)のアルバムがきっかけでベーシストに転身します

20代中盤の頃にはパリで音楽教育を受けることになりますが、パリ滞在中にジャズピアニストのJoe Zawinul(ジョー・ザヴィヌル)に才能を見出され拠点をニューヨークに移すことになります。そこでは数々の大物ミュージシャンと演奏を共にする機会に恵まれます。

28歳の年にファーストアルバム「Scenes From My Life」をリリースすると、ジャズ界を中心に注目が集まり、名実ともに世界的なベーシストに成りました。





リチャード・ボナ | ソニーミュージックオフィシャルサイト
ソニーミュージックによるリチャード・ボナ公式サイト。リチャード・ボナの最新ニュースやリリース情報、ビデオ、ライブ・イベント出演情報、メディア情報などを掲載。





ベースとの出会い・ベーシストになったわけ

幼いころから楽器や歌に親しんできたリチャード・ボナですが、プロミュージシャンとしてのデビューはギタリストでした。そこからベーシストに転向するには大きく2つの理由があったようです。

1つ目の理由が友人宅でたまたま手に取ったJaco Pastorius(ジャコ・パストリアス)のアルバム「Jaco Pastorius(ジャコ・パストリアスの肖像)」でした。収録曲の「Donna Lee」を聴いたとき、「演奏を早送りしてるんじゃないか」と驚き「でたらめに弾いているんじゃないか」と疑ったそうです。なんでもCharlie Parker Jr.(チャーリー・パーカー)のオリジナル版も聴き真偽を確かめるほどだったとか。ジャコの演奏力の高さを通じてベースの魅力に触れたのが1つ目の理由です。今でも「僕の80%はジャコでできている」と言い放つほど深く影響を受けたようです。


もう1つの理由が平たくいうと経済的な事情だったそうです。子供の頃は、街にたまたまやってきたギタリストに感化されギターを木から手作りし、それを酒場などで四六時中弾いていたそうです。ジャコに影響を受けてからはその手作りギターの弦を2本外し、ベースにしてしまったというのです。これが物理的にもギターからベースに持ち替える理由になったのでしょう。

理由は2つあるといいましたが、実のところジャコの存在が非常に大きいことがお分かりいただけたのではないかと思います。



リチャード・ボナの音楽性・特徴

美しいサウンドに心地いいリズムと歌声だといわれるのがリチャード・ボナの音楽です!

そのスタイルは、幼いころに演奏していたバラフォンの基本リズムにジャコのスタイルを組合せ、その上で歌うというものです。ソロのときは、ベースと歌のユニゾンで演奏する(同じメロディーラインを演奏する)場面がみられます。

また、故郷のことを大切に想っていて、母国語のドゥアラ語で歌うのも特徴のひとつです。サウンド面でもアフリカ色を出したバンドRICHARD BONA and Mandekan Cubanoで活動しています。

使用楽器はニューヨークのブルックリンにあるフォデラ工房のインペリアルという5弦ベースです。このベースを自分の妻だと言い放つほど大切に想っていて、ステージで愛用しています。曲によってはフレットレス(フレットがついていない)のベースを使用することもあります。







逸話やおもしろエピソード

レコード会社に反発!

とあるレコード会社から、カバー曲を演奏しろと要求されたボナ。そのカバー曲とはAC/DCやStingの楽曲だったそうですが、ボナは聴いたことがなかったそうです。音楽に無類の愛情をもち「音楽と演奏者の心が結びつかないと説得力がない!」という考えから、レコード会社の要求を蹴ってツアーに出てしまいました。



バンドメンバーを入れ替え!

新たな発見や体験、刺激などを求めるのがボナの気質。それゆえバンドメンバーや所属するバンドを替えたりすることもあるそうです。時には異なるジャンルの音楽を求めて。飽き性な一面がありつつも、音楽の探求に意欲的です。



同じ音が瞬時に分かる

インタビューなどを見る限りは絶対音感の持ち主ではなさそうです。しかし、彼には音楽や生活の中で発した音が瞬時に分かるといいます。それは非常に精度の高い相対音感の持ち主である証です。

練習する際は音の距離感を強く意識したそうです。それを何度も繰り返すことで音の理解が深まったといいます。そうなることで、自然と伴奏に併せて演奏したり、頭の中で自由に音を奏でることができるようになったそうです。



音楽の道へ進むことは悟っていた

「人間は生まれるときに皆使命を持っている」という考えの持ち主のボナ。子供の頃から音楽の道へ進むことを悟っていたそうです。見様見真似でギターを手作りしていた子供のころから現在の道に進んでいることが見えていたのでしょうか。ボナであればそうだったんだと思わせてくれますね。



さいごに

今回は世界的ベーシストのRichard Bona(リチャード・ボナ)を紹介しました!

実は何かと日本にゆかりのあるボナ。
日本へ童謡の楽曲提供や近年では報道ステーションのテーマソングの提供、また度々の来日公演など親日の一面をもってくれているようです。来日公演時にはMCで日本語を披露することもあるそうです。(筆者は近日ライブを観に行くので、確かめてきます!またライブリポートをアップしますね!!)

ジャズミュージシャン的な立ち位置で見られることも多いですが、楽曲は多種多様でどれも聴き心地のよいものばかりですので、聴いたことないよ!という方は是非一度視聴してみてください!!





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